これからシステムを導入しようと検討している旅行会社もあるでしょう。
予算が十分にあれば、すぐにでも導入することは可能ですが、計画的に進めていくことが大切です。
また、中には導入したいという声が現場から多く上がっていても、その意見にまとまりがなく先延ばしになってしまっている旅行会社もあるのではないでしょうか。
どの場合にも従業員の同意と経営者の決断がなければ進めていくことができません。
意見、要望は部署によって目的が違うため、意見や要望が異なるのは仕方ないことです。
そのような場合にも本当に必要なものを判断していく必要があります。
必要な目的と根拠を明確にしなければ、設置費用、保守費用が無駄になるかもしれません。
また、逆に明確にすることができれば、その後に続く企画や設置までの全体指針として重要な意味を持ち、稼働後の評価基準にもすることが可能です。
計画的に進めていくことを意識してみてはいかがでしょうか。
計画を立てる上での流れは企画、開発、運用、保守ですが、企画を行う前にシステムの必要性を検証するプロセスを実施するのも一つの手です。
また、必要性の検証には企画を練るほど時間、労力をかける必要はなく、スピーディーにポイントをつかんで行いましょう。
ポイントは、主に3つです。
まずは、現状をシステムと業務の両面から把握します。
客観的かつ概観的に把握することを意識してください。
2つ目はシステムを導入しなければ解決できない問題は何かを確認します。
すでに何か他のツールを取り入れている旅行会社もあるでしょう。
エクセルを使ってデータを管理しているところもありますが、既存のものでは限界を迎えることも少なくありません。
人為的ミスが多発している場合は新しいものに変える必要があると言えます。
3つ目は設置後に得られる効果の想定です。
また、新しいツールに変える以外に解決策がないと分かっている場合は現状、抱えている問題、課題の明確化や解決策の検討に時間をかける必要はありません。
すぐに、3つ目の得られる導入効果の検討を実施しましょう。